法皇13


承太郎は、闇に塗りつぶされた天井を見ていた。
俺は一生眠れないだろうと思う。しかし、結局、生き物は眠らないではいられないものだし、死ぬよりは先に眠るだろう。
かすかにモーターの音がする。
ふと、自分が、とんでもない所に一人でいる気分になる。こんな所で何をしているのだろう、早く行かなければ。
だが何処へ。
何処かに、何かとてつもない忘れ物をしている気がする。
舞台の幕が降り、そして自分は全然関係のない所で、雪がふっているのを見ているような気がする。
それら全てが、どこから来る喪失感なのか、原因はわかっている。
だが、それはもう、どうにも出来ないことだ。
蒼白の、しかし安らかに眠っているような、花京院の死顔を腕の中に支えた、あの感触は、記憶の中であんなに当たり前に笑っている花京院の全てを押し退けて、承太郎の胸に打ち込まれた。
もう抜けない。二度と抜けない。
ざくろが弾けたような胸と、まるで無関係にあくまできれいな、端整な、静かな表情、もう動かない指と、その指で外されることのないピアス。それらを見おろして、承太郎は涙が出ないことにも気づかなかった。
もうどうにもならないことだ。
見えない天井を見つめ、かすかに自分の心臓の鼓動が速まったのを感じる。
一旦堰がきれたら、収拾がつかなくなるだろう。しかし、わめいたり暴れたりする程度のことで、表せる絶望ではない。だから多分、俺はいつまでもこのままだろう。胸の奥に、これほどひどい痛手を負ったまま、多分決して痛手そのものに向き合うことはなく、生きていくだろう。
何故、お前は命の危険を冒してまで、僕を助けた?
そう、後ろから問われた日から、二ヶ月も経っていない。
承太郎、君の意見を聞こう。
そう言われた時から、まだ数十時間しか経っていない。
それなのに。
それから先、何日経とうと、何ヵ月何年経とうと、決して、あの声を聞くことはないのだ。もう二度と。
その事実の、あまりの大きさに、承太郎は思わず目を閉じた。
だが、闇はあくまで闇のままで、なにごともなかったようにただ、そこにあった。たとえ俺が、この闇を光に変えることが出来ても、
俺はあいつを取り戻すことは出来ない。
花京院は、
承太郎は絶望のあまり吐きそうになった。
DIOの謎を解く代償に命を捨てたのだ。
花京院は死んだのだ。

気がつくと、夜の砂浜を歩いていた。
いつから歩いていたのかわからない。時間を知ろうとしたが、時計をしていなかった。
空を見上げる。満天の星空だった。視線をずうっと下ろす。星のなくなっているところが水平線なのだなと思う。
ここはどこだろう。どこか、見覚えのある場所だ。
しかし思い出せない。
妙に疲れている。足が重くだるい。それはそうだ、あれだけの戦いの後なのだから。
あれだけの戦いとは何だろう。誰と戦ったというのだろう。
自分で自分の考えていることに疑問を挿みながら、のろのろ歩き続ける。
ふと、視線を動かす。
目の前に、大きな岩があって、その上に花京院が座っていた。
立ち止まり、暫くの間、相手の顔を見つめる。
これは、一体何だろう。
花京院は、少し寂しそうに、照れくさそうに笑って、承太郎を見返している。
やがて、承太郎の口から、かすれた声が出た。
「…花京院」
「はい」
花京院が、花京院の声で、答えた。
当たり前じゃねえか、と思う。それのどこがおかしい。こいつがこんな所で何をしていたのだという疑問はあっても。
それなのに、俺はなぜ、こんなに動揺しているのだ。
「お前、何故こんなところに」
そこまで言って、突然、胸の中の箱が開いてそれが書かれた立て札が飛び出してきたかのように、思い出した。
思い出した、全てを。
いや、忘れたり思い出したりするような事柄ではない。何故、今の今まで気がつかなかったのだろう、
こいつは死んだのだ。
こんな所でもどんな所でも、いるはずのない男なのだ。
それと同時に、ああそうかと思った。他に説明のしようがない。
「これは夢か」
驚きが大きかった分疲労も大きいようだ。承太郎はぐったりと、自分を見つめている自分の創り出した願望を見返した。
夢でいいから会いたいと思っていたのだろうか。いや、そう簡単に夢なんかには出てこないだろうと思っていたのだが。夢で粘土をこねて人形を作るような、その花京院を眺めて嬉しがれるような現実ではない。遠い国へ行ってしまったのとは、わけが違う。
「いいから、」
消えなと言おうとして、止めた。
自分で創った願望と話すなんて、悪趣味だ。自分で自分を慰めることはしたくない。そうは思っても、何事もなかったように自分を見ている花京院の姿を見ると、言葉が出てこない。
そんな承太郎を、花京院は何事か考えてじっと見ていたが、意を決したように一度目を閉じ、開いて、
「死神13を覚えていますか、承太郎」
「デスサーティーン」
相手の言葉をなぞって、自分がその名を覚えていることに気づく。
「覚えている。夢を操るスタンド使いだ。そいつと戦って、お前が勝った」
そして、目をさました時に俺はそいつの存在さえ忘れていた。夢を見ている時にだけ認知できるスタンドだったのだ。
「そうです。相手の夢、眠っている間の意識を、つまりは無意識を自由に操れるスタンド」
息をついて、
「承太郎。君はDIOと戦って、奴の時を止める能力を手に入れましたね」
うなずく。
「同じタイプのスタンド同士が戦うと、相手の能力を取り込めることがあるようです。君のように。
そして僕も、あの時、死神13の能力を手に入れました」
「なんだと」
それまで、自分が生み出した願望と記憶の残像と会話している気分でいた承太郎は、相手の姿を目の中に結び直した。
その時に合わせるかのように、花京院は、一言ずつはっきり言った。
「ここは、君の夢の中です。そして、ここにいて喋っている僕は、君が創り出した夢の産物ではありません。DIOに殺されたオリジナルの花京院典明です。
僕は魂だけ、君の無意識下に存在する、いわばスタンドになりました」
そこまで言った後、相手の言うことを理解しようとしている承太郎を、無言で見守った。
「俺の無意識下に存在する、スタンドだと」
「そうです」
「俺の創り出した夢の産物ではない、オリジナルの」
「そうです」
「つまり、お前は、花京院の魂か」
少し考えて、
「その言い方が一番合っているんでしょうね。ダービーに取り出されて人形に押し込められていた部分が、死神13の能力でもって君の夢の中に移ったと言っていいかも知れません」
しばし呆然として、相手の姿を眺め続ける。
ゆっくり、承太郎は手を開いて、差し出し、同じようにしろというようなしぐさをした。花京院は無言で相手の言うようにしてみせた。
承太郎が知っている、花京院の手だった。
顔の次に、よく見ているのは手だ、やや骨っぽい長い指、右の人差し指に残る古傷。爪の切り方、やや力のない生命線…
「花京院」
もれた呟きは、この手の主が間違いなく、かけがえのない仲間のものだという感慨でもあった。
「そうです。僕は、君のよく知っている花京院なんです。本体は、なくなってしまいましたがね」
ひどく黒い冗談だ。唇を歪めて、何か言おうとし、結局とても苦さの方に傾いた苦笑をつくって、
「とんでもねえ奴だ」
承太郎は低く言った。限りない喜びと、同量のやりきれなさが、とめどなく溢れてきて、困った。

「死神13の能力と言ったな。すると、俺は目を覚ましたら、お前が俺の中に居ることを忘れるのか」
「そうですよ。死神13を忘れているようにね」
「そうか」
だが今のこの俺は、花京院が今も存在していることを知っている。
「太陽の光の下では、君には会えないのです。まるで吸血鬼だな」
そんなことは、どうだっていい。今現にこうして、夢の中の肉体を持って、会って、話しているのだ。こいつ自身の意識を持っている、見かけは花京院そのものの姿で。
「しかしお前には、昼間の現実を生きる体はないってことだな」
「それはそうです」
そう言いながら、あまり悲壮感がない。いくら冷静で常に客観的な視線を失わない男だとしても、随分さっぱりしている。
「でも、それはいいのです。仕方ありません。それより、君が無事にDIOを倒せたことが、何よりも嬉しいのです」
「こんな所でまで、気を使うな」
「そうでもないんですが」
「だが、そう言ってもらうと助かる。俺は、お前の死体を見た時、もう二度と、目を開けて話すお前と会えないのだと思った時、
絶望で吐きそうになった」
DIOのスタンドの謎を解いて、それをわしに伝え、彼は。
そう後ろで呻いている祖父の声を聞きながら、冷たくなった顔を目の前で支え、涙も出ないことに気づかなかった…
あの時のことを考え始めると、止めどなく暗闇の底へ落ちてゆくような気分になる。承太郎は強く強く首を振って、それを払い、
「夢の中だけだろうと、昼間忘れちまうんだろうと、そうやってるお前と会えるなら、俺は、」
どれだけ嬉しいか知れやしない。
そう言ってしまうのは、昼間と、人生そのものを失ってしまった相手にとってはやはり、腹立たしいことだろうと思ったからそこでやめた。
しかし。
「僕も、嬉しいです」
言わなかった筈の心に同調して、
「命が終わる間際、堪え難い程の寒さに堪えながら、僕は。僕は、君に会えないまま死ぬことが、残念でならなかった。いつ君を見たのが最後になったのだろう、最後に話したことは何だっただろう。今君はどこにいるのだろう、
これから先に待つ戦いに、どうか君が勝てますようにと、それが最後の意識だったと思う」
その光景は、まるで実際に見たもののように、承太郎の目の前に浮かんだ。
「多分、死の間際という極限状態において、隠れたスタンド能力が発動したんじゃないかな。自分の意識を他人の無意識下に形作り、」
そこで一回切って、少し黙ってから、
「他人の無意識下において存在し続けるという能力が」
本当は、そう繋げるつもりではなかった。だから少し間が空いたのだが、承太郎はそれを不審には思わなかったらしい。ほっとして、意味もなく自分の手を見た。嬉しい、確かに。もう一度こうやって承太郎に会えたことは。
しかし、僕の存在の『仕方』を知ったら、彼は何と思うだろう。
いや、遅かれ早かれ、彼はそれに気づくだろう。ならば、自分から言った方がいい。
「何だっていい。夜になりゃこうしてお前と会って話が出来るんだからな。昼間の俺に教えてやりたいところだが、無理だな」
彼にしては、口数が多い。最大限はしゃいでいるのがわかる。目の色がとても明るく、緑が強調されている。花京院が、一番好きな色だ。
それらを見ると、ここから先に踏み出すのが辛い。だが、花京院は踏み出した。
「その、昼間の君のことですが」
声ににじむ緊張と苦渋の色に、承太郎はゆっくり、顔を向けた。
白い横顔がしばし、逡巡ののち、ほんの少し斜めに向いて、
「昼間の君は、僕が君の中にいることを知りません。しかし、僕には、昼間の君の心が見えるのです。僕がいることを知らない君の心が。
僕の、本体は、いわば君なのです。自分がスタンドを持っている自覚のない人間が、自意識のあるスタンドをもっているようなものなんです」
思い切って言いながら、承太郎が、この言葉の意味がわかったらどんな表情になるだろうと思うと、後じさりしそうになる。
「つまり、君は自分の心が僕に覗かれていることを、昼間は知らず、眠ると思い出すということなんです。…ひどい話でしょう?」
僕だったら、堪えられないだろう。
昼間の自分が何を考えたか、それを全て知られているとわかったら。見られているという自覚のないまま考えていることが、全て筒抜けだと、毎晩思い知るのだ。僕なら、夢の中で自殺できないか、本気で検討するだろう。
「そうか」
眉間のしわが一気になくなるような口調で返事がきて、思わず相手を見た。
掛け値なしに何のこだわりもないと言える顔で、承太郎は花京院を見ていた。
「承太郎、」
「別にいい。気にしねえ。することもあるだろうが、それはそれだ」
「君は」
「助平な事を考えた日の夜は、お前に会いづらいだろうが」
言って、声を出さず笑った。それから、相手のぽかーんとした顔を見て、今度は少し声を出して笑い、
「お前のそんな間抜け面は初めて見るな」
「でも」
「構わねぇと言ってるだろうが。そんなことで難癖つけて、お前があの世へ行っちまったら、元も子もないだろう」
俯く。手を組み合わせて、ぐっと力を込めた。
奥歯を噛んだ。
顔を上げて、向けた笑顔は、多少涙目になっていた。
「有難う」
首を振る。それを見てから、さっき言えなかったことを、正式に言い直した。
「多分、死の間際という極限状態において、隠れたスタンド能力が発動したのだと思います。自分の意識を他人の無意識下に形作り、そしてそこを支配するという能力が」
「なるほど」
うなずいてから、何だ、と言って、
「死神13の能力ってのは、そもそもそういうもんじゃねえか。馬鹿野郎だな、すっかり忘れてたぜ」
どうして、君は、そうまで剛いのだ。
心の中は人間にとって最後の、くつろぎの場所なのだ。そこまで他人が上がり込んでいる事に堪えられる奴がいるだろうか。
今は僕のためにそう言ってくれていても、いずれ必ず苦痛になる。絶対になる。その時、僕はどうすればいいだろう。彼が、僕の存在を消したいと思った時、
僕は自分で消えることは出来ないのだ。
僕は結局どこまでいっても承太郎にとって重荷になるしかない。
当たり前だ。夢に寄生する幽波紋なんて、歓迎される立場じゃない。
「何を考え込んでる」
問われて、答えようがなく、首を振る。
どうしても、憂鬱そうに見える相手に、承太郎は少し考えてから、
「お前に知られて困るようなことが、これからあるとは思えねえんだ。俺にとっては、手前の卑しい内心がお前にばれることより、お前ってものが存在し続けていることの方が大きい。俺は結構本気でそう思ってる。信じられないか?」
「今、そう言ってくれる君の心は嬉しいんですが」
「いずれ厭になると思うか」
はいとは答えなかったが、肯定することを言った。
「普通、それが当然です」
「ふん」
承太郎は静かな落ち着いた声で、
「なら、俺は普通じゃないってことを、この先追々お前に教えてやる」
ありがとうともう一度言いながら、ふと、自分はいつか消えるべき時が来たら、消えたくないと思っても消えるような気がした。
『自然に、あるべき姿に』なるために。
夢のような出来事なのだ。夢のようにさりげなく消えればいい。それでなくても僕は、不自然な存在なのだから。彼の体にとっては異物なのだから。
「やっと、君の心を覗く勇気がわいてきました」
「そんなもの持つな」
言いながら笑っている。泣きたいような、幸せな辛さが、肩を震わせた。
僕が、こんな形で存在し続けることも、良いことなのだと信じたい。自分の存在理由なんか、誰に聞いた所で答えられる筈がない。信じるのだ。
いずれ僕が消えて、本来あるべき姿になるまでの一時を、良いことにするのだ。その時僕は、未練を感じるだろうか。ほっとするだろうか。

いつも、自分が歩いていることに、ふと気がつくのだ。
自分が夢の中にいることに気がつき、次にここに花京院がいることを思い出し、その時点で花京院が岩の上に座っているのが見えるのだった。
「今晩は」
微笑んでいる姿は、学生服のまま変わらない。それが肉体が覚えている最後の姿だからだろう。怪我も増えないし髪も伸びない。肉体がないのだから変わりようがないのだ。
しかし、自分は、どんどん変わっていく。
「よう」
見おろす背の高さは、花京院と旅をした頃とあまり変わっていない方だろうが、顔立ちや、服や、声のトーンは随分変わっていた。
それはそうだろう、あれからもう十年の月日が経っている。十七才だった少年は今ではもうじき三十になる男になっていた。
だが、花京院は変わらない。未だに学生服を着て、座っている。十年の間変わらずに、毎夜この姿とこの目とこの声をして、承太郎を待っている。
この先十年も、いや二十年でも。
退屈じゃないかと尋ねたことがあった。いくら承太郎の意識を通じて外界のことがわかると言っても、自分はそれに関われる訳ではないのだ。この、果てしなく波が打ち寄せるだけの夜の砂浜に、ただ、居るしかないのだ。
自分だったら堪えられないだろうと言ったら、花京院は、それぞれ堪えられることと堪えられないことがあるけれども、人によって随分違うものだと言って笑っていた。
その日の昼間発覚した衝撃の事実を、何と言って説明しようと迷った後、相手が既にそのことを知っているのを思い出す。ここでのルールは、何もかもがこうやって段階を踏んで承太郎の中で蘇ってくるのだった。どうしてなのかは承太郎にも花京院にもわからなかった。
「まったく、あの色ボケじじいが」
舌打ちする。その顔を見て、花京院はくすくす笑う。
「びっくりしましたよ。でも、君のおばあさんには悪いけど、ジョースターさんらしくておかしかったな」
「あの歳で、息子だと。俺より一回りも若い叔父が出来たぜ」
「どんな人なんでしょうね。きっとジョースターさんみたいに陽気で回転の早い子ですよ」
「ついでに節操のないところも似たかもな」
「承太郎」
次第に、呼び捨てにするのに違和感が生じてきた。それはそうだ。二人の年齢差は開く一方だ。しかし、花京院はずっと、呼び捨てにしてきたし、これからもそうするだろう。
十も年下になりながら、それでも時折、花京院の方が年上に見える表情をすることがある。今もそうだ。気づかわしげな、多少苦笑の交じった目で、承太郎の顔をのぞき込んで、
「ジョースターさんが、君のおばあさん以外と子供を作ったことが、そんなに不愉快ですか?」
尋ねられて、ふと自分の心を見直す。少したってから、
「そういう訳でもないな」
「そうでしょう。あんまり、ジョースターさんを責めないであげて下さいね」
「仕方ねえな。もとより、俺がどうこう言うことじゃねえし」
「その、息子さんにも」
首を振る。
「そいつに対しては別段何も思わない。向こうに詰られることはあっても、こっちはただほったらかしといて悪かったとしか言えないしな」
ふっと息をついて、
「じじいの代行で俺が行くことになったから、一発くらいは殴られてやる羽目になるかも知れないが」
「杜王町といいましたっけ」
昼間、承太郎が読んだ調査表を思い出して花京院が言った。
「海辺の街なんでしょう。新種の魚が見つかるかも知れませんよ」
承太郎は呆れた顔で相手を見返してから、
「そうだな」
間の抜けた相槌を打った。

[UP:2001/9/29]

これを書いたのは随分前で、6部が始まった時点で「あら杜王町に行く時点でお子さんがいらしたのか承太郎さん」と知って、最後の部分にそれらしいことを入れようかと多少努力しましたが、どうにも気が乗らない(笑)のでやめてもとのまま載せました。
承太郎さんの家庭について、こんな花京院君が存在していたら何とコメントしたでしょうねえ。

ジョジョのページへ