我に返ってみると、正直なところ、脚はかなり痛かった。人によっては大人でも男でも泣き出すくらいの痛みだった。だが竜馬は体内に、痛みを怒りに変え、治癒のエネルギーに変える機構があるのであろう。歯をくいしばり、時折痛みへの呪詛を吐き散らしながら、なんとか寝台に戻った。
怪我した脚をどすんと上に乗せ、二人へ顔を戻す。
「さてと。参ったな。話が通じねえ。多分俺ぁあいつにぶっとばされて不時着したんだろうな…でもなあ、浅間山でも富士山でも、こんなやつら暮らしてんのかな。…あれかな、ドイツ村とか、オランダ村とかにまでふっとんだのかな」
おそるべきことに、竜馬は本気でそうかも知れないと考えていた。案外、日光江戸村には本物の忍者や本物のにゃんまげがいると思っているのかも知れない。
「なあ、俺が乗って来たイーグル号、近くになかったか?」
操縦したり、飛んだりしてみせたが、少年には通じなかった。それに少年には、『あれ』が、ヒトが乗り込んで動かして空を飛ぶものだ、という想像すらつかなかった。ただ、赤い、何か、であった。
次に竜馬は腕時計をいじって、おい、誰かなんとかいえ。隼人。武蔵。ミチルさん。ちくしょう、と言ってから諦めた。完璧に壊れている。
「だぁ。しょうがねえな。あれからどうなったんだろうな。あいつら、俺がいないと何もできねえからなあ」
誰もいないと思って言いたいことを言い、それから、ひとつ息をついて、
「電話ねえか?でんわ。で、ん、わ」
いくら区切って言っても知らない言葉は通じない、ことに気づかず、頑張って繰り返したが、無理なものは無理だった。イーグル号の時と同じく、彼の「もしもしジェスチャーゲーム」は今回もやはり、少年の想像の範囲を超えていた。
少年は電話を知らなかったので、当然、かけたこともなかった。
「まあいいや、どうせこの脚じゃ出歩くのは無理だ。ふんばりがきくようになるまで待つか」
自分の中でそう納得し、まだどきどきした顔でこちらを見ている少年に、
「なんだよ。助けてもらっといて、取って食いやしねえよ。そんなびびった顔してんなって」
声の調子で、責めているのではないとわかったのか、少年はぎこちなくほほえんだ。途端に、ぐう、と音がした。竜馬のハラが鳴ったのだった。
「ははは。そういや呼び出されたの、昼飯の前だったな。何か食うもの…」
言いかけて、少年がひどく困った顔で、どうしよう、というように左右を見ながら、手を自分の服で拭いているのに気づく。
「おい、」
竜馬が口を開くのと、少年の顔がぱっと明るくなるのが同時だった。
少年はたーと走って、一応はここが食事をする場所なのだろうという一画の戸棚にとりつくと、開けた。奥の方をごそごそやっていたが、やがて何か持って、もどって来た。
竜馬に差し出したのは、かたく小さくなったパンだった。
竜馬は少しの間それを眺めていたが、やがて目を上げて少年を見た。その視線を何と思ったのか、少年は恥ずかしそうに頬を染めて、何か言った。
―――ごめんなさい、これしかないんです。
勿論言葉は通じない。しかし、そういった意味だと、竜馬には解った。
「馬鹿ヤロが。いらねえよ」
そう言って首を振る。少年が不安げな顔になって、また何か言った。
ここまで来て、竜馬にもようやく、これは単に『敵のきっつい一撃で、某所のテーマパーク村まで飛ばされた』とか『日本で暮らす外人は思いのほか苦労している』とかいった話とは根本的に違うのだとわかった。
つぎだらけの服にはさして何も思わなかった竜馬も、お客にかちこちのパンを差し出して恥ずかしそうにしている姿には、これが常軌を逸した事態だと感じたのだった。
「俺は大人だから、そんなに食わなくても大丈夫だ。お前が食え」
精神年齢は少年より低そうな男がそう言って、パンをぐいぐいと押し戻すのを、彼の友は黙って見つめていた。
少年は悲しそうな顔になった。おなかが減っているのに、差し出したパンを食べてくれない。それは、少年への気遣いかも知れないし、こんなパンは食べたくないということかも知れない。どちらなのだろう。どちらにしても、悲しい。
「参ったな、そんな顔すんなって言ってんだろうが」
しかし、その声はいつものような怒鳴り声ではなかった。校庭で球投げしてきゃらきゃら笑っていた子供らや、リョウさんーどっか連れてってよ、釣りいくの?僕も行く!とそばにまとわりついて離れない元気と、歳はそう変わらないのだが、
この少年の目に湛えられた悲しみは、彼らとは無縁の世界のものだ。
食べてやろうか、と思った。それでこの子は嬉しいと思うだろう。だが、やはりそれは出来ない。普通なら、いたんでしまったの一言で捨てられるパン(ミチルなら、油で揚げて砂糖をかけようと言うかも知れないし、武蔵なら何も言わずに食うだろうが)が、彼の命綱なのだ。それは確かだ。
どうしよう。
いつもは、何でも真っ二つ、といった調子でものごとを決めてきた竜馬も、今回ばかりは弱った。
意味のないことを言いながら、さっき、少年がしたように、自分の手を汚い服で撫で回して、はっとした。
ポケットに何か入っている。手をつっこんで出してみる。…
今、一番気に入っていて、呼び出される前に買っていた、『きのこの雑木林』という菓子だった。
そうか、これだけは袋から出して持っていたのだ。歩きながら食おうと思って…
「これをやる」
相手の細い手をつかんで、掌を上にし、菓子の箱をぼんと乗せる。そして、相手のもう片方の手のパンを、つついて、自分を示す。それから、相手と自分を交互に指す。
「とりかえっこだ。ならいいよな?」
少年はその、不思議な文字の並んでいるやたらとカラフルな箱を、最初はびっくりして返そうとしたが、もう一度、お前と、俺とで、交換、というジェスチャーをしてみせると、竜馬の意思が通じたのだろう。ちょっと、戸惑いながら、返そうとするのはやめて、今度はまじまじと箱を見直した。
カカオマス、脱脂粉乳、乳化剤。
自分同様、わからないであろう友にも見せてやる。友はふんふんとにおいをかぎ、今までかいだことのないにおいに、首をかしげた。
いきなり手を伸ばし箱をさらい、ぶりぶりと開けてしまい、中からきのこを模した菓子を二個取り出し、片方を少年の手に押し付ける。もう片方は彼の友の前に差し出して、
「ほら、食え。お前が食えば、こいつも安心して食うんだ」
少しきつい調子で言った。竜馬の焦りと必死さが伝わったのか、少年の友は、もう一度匂いを嗅いでから、ぱくりと食べた。ふちゃふちゃふちゃ、ごくり。
それから少年を見て、うぉん、と言った。二人に薦められた少年はうなずいて、竜馬を見、ぺこりと頭をさげてから、その奇妙なものを口に入れた。
甘い。甘い。なんて甘いのだろう。生まれてこの方、こんなに甘いものを食べたことがない。少年は思わず口に手をあてて、ぴょいと飛び上がった。それでも追いつかず、その場でぐるぐる回った。おいしい。甘い。溶けて行く。自分も溶けそうだ。
少年の狂乱を、竜馬と友は眺めていたが、おいしさのあまり狂乱しているのはわかったから、黙って待っていた。やがて少年は涙ぐんだ目で、竜馬に向かって何か言い、友に同意を求めた。友は再びうぉんと言った。
「気に入ってくれたようだな。ということで、こいつは俺がもらうからな」
竜馬はパンを口にほおった。一瞬、食べるフリして取っておいて、戸棚に戻してやろうかと思ったが、それは信義に悖る行為だと思って、食べた。水気が全然無く、石のように硬い。象なみの丈夫な歯をもつ竜馬にも少々キツいパンだった。だが、パンに負けるような流竜馬ではない。
「くそ、この、ふんぬ。ふが、むぐ、ほげ」
口の中の水分が全部吸い出される。計量でひっかかった土壇場の矢吹ジョーにあげれば喜ぶかも知れない。
まだ少々大きすぎるカタマリを、ふごっ、とものすごい音をたてて飲み込み、息がつまり、『ゆでたまごの黄身を丸呑みしちゃった』状態でどのくらいかもがいた末、見事、パンに勝利した。
「いやー、食いでのあるパンだったぜ。ありがとな」
涙を流しながら、そう言って腹を叩いてみせる竜馬に、少年は、とても嬉しそうに笑った。胸が痛くなるような笑顔だった。

親や、それに類する保護者ってやつは、いないのか?と思ったが、どうやらいないらしい。日が暮れ、心細い灯りを少年が点ける頃になっても、誰も戻ってこないし、『帰ってこないことを不安に感じている様子』は、少年には無かった。
おいおい、こいつの歳で一人暮らしかよ。…まあ、俺も、早乙女のじじいが来なければあのまま一人で暮らしていただろうが。それにしても…
少年は、ナベにちょっぴりスープを作って、三つに均等に分けた。
「あのよ、何なら俺は…」
言いかけて見ると、少年は胸元に両手を組んで、静かに何か小声でとなえている。目を閉じた、敬虔で静かな顔は、ほのかな灯りに照らされて、一種荘厳な雰囲気さえあった。友も大人しく、テーブルの下であるじの食前の祈りが終わるのを待っている。
竜馬は困って、結局自分も大人しく、終わるのを待った。
やがて少年は顔を上げ、さあどうぞ、というように手で示した。にこにこ笑っている。
「わかったよ。いただきます」
数年言ってなかったことを言い、スプーンを取った。スープ?それともお湯?というものだった。
少年はとても嬉しそうに、何か言っては竜馬の顔を見たり、下に居る友を見たりしている。どうやら、誰かと一緒に夕食の席につくのが、楽しくてたまらないらしい。
とは言っても、夕食はその水スープだけだから、すぐに終わってしまった。
食事が済むと、少年はごそごそと部屋の隅っこにある木の箱のようなものを整え始めた。どうやらあれが少年のベッドらしい。もしかして俺があいつの寝床をかっぱらったのか?と思ったが、木の箱の使い込まれ度からいって、いつも使っているもののようだ。
じゃあこれは誰のものなんだろう?と思いながらも、質問の面倒くささに諦めて、
「まあいいや。今夜はとりあえず、泊めてもらうぜ」
何か言われた。多分、おやすみなさい、という意味だろう。ふっと灯りが消えた。灯りをつけていること自体もったいないのだろう。それにしても随分早い時刻だ。
「元気だってもっと宵っ張りだぞ」
内心ぶつくさ言いながら毛布をかぶりなおす。実のところ、脚の痛みはずっと竜馬を責め続けていたのだが、敢えて無視してきたのだった。が、真っ暗になりただ横になっていることで、だんだん自己主張が激しくなってきた。
「ちくしょう、いてえな」
こんなところでは麻酔剤など望むべくもないだろう。意志の力でねじ伏せるほかないのだ。
一晩、むーむー言いながら我慢し、夜明けまであと僅かの頃、ようやく少し眠った。が、
物音でまた目を覚ました。
まだ暗い部屋の中で、少年が起き出し、身支度を整えている。竜馬を起こさないように懸命に音を抑えているのは、見れば解る。だから敢えて声はかけなかった。
少年の友が既に戸口のところできちんと座って、待っている。少年は一回竜馬を振り返り、寝ているらしいと確かめてから、そっとそっと扉を開けた。激しく軋むので、最低限開けて、二人はそっと出て行った。
竜馬は起き上がり、近くに立てかけてあった太い棒を杖代わりにして、なんとか寝台から降り、転ばないように気をつけて、扉までゆっくり近づき、開けた。
(こんなに朝早くから、どこに何しに行くんだ?)
扉から顔を出す。考えてみると、あの子供に介抱されて目を覚ましてから、戸外の様子をちゃんと見るのはこれが初めてだ。
…セットだ。…としか言いようがない。『外国の、田舎の、村』のセットである。TVの中か、絵本でしか見ない木や石や煉瓦の建物、対面に並んでいる背の低い家々の間を、まっすぐに伸びてゆくあぜ道、そして丘の上、ずっと向こうにある真っ赤な屋根の、
「風車か?」
羽が四枚あるし、何かで見た。気のふれた騎士がつっこんでいってころんとひっくり返る建物だ、…ドンキホーテか。
竜馬が風車をしばらく見上げてから視線をおろした。そのまっすぐなあぜ道の上を、あの少年と友が進んで行く背が見える。少年の友はなにやら牛乳缶のようなものを積んだ荷車を引いている。
どこまでいくんだろう、と思いながらもちろん追いかけてはいけない。多分あれを運ぶことが、あの子供の仕事なのだろう。と、そこで竜馬は思わず「あ」と言った。
きれいに、風車が見えている。何も遮るものがないからだ。…電柱も、電線も、…電話線も。
昨日からこっち、あの子供が電気を使うものを何も使わなかったのは、勿論、かなりせっぱつまった生活なのは確かだが、そもそも電気や電話というものがここらへんには…
「やべえぞ、これは」
どこか、脚がなんとかなったら公衆電話を探しに行こう的考えでいた竜馬は、じわじわと焦り始めた。かと言って、脚は一日二日でサッカーが出来るくらいに治る訳ではないし、通信機は直せない。
「何がなんでもイーグル号を見つけ出すしかねえのか。…でなきゃ、隼人や武蔵が探しに来てくれるのを期待するか」
肩を上げ、下ろす。焦っても仕方がない、と自分に言い聞かせ、室内に戻った。
脚の包帯を取ってみる。なんだか、ぷんぷんに膨れて、紫イモのパンみたいだ。武蔵なら、うまそうだと言うかも知れない。
「これはまた、しっかりやっちまったなあ」
ぼやきながら、添え木をして包帯を巻き直し、寝台に横になり、いつの間にか寝てしまった。
がた、がたと扉が音をたて、竜馬がはっと目を覚ます。少年が上気した頬で、入ってきた。竜馬と目が合って、何か嬉しそうに言った。おはようございます、か?起きたんですか、か?
「よ、帰って来たのか。ご苦労さんだな。どこまで行ったんだ?今何時だ」
部屋に時計はない。彼の時計は壊れている。
少年は一度外に出て、彼の友と一緒に入ってきた。荷物を持っている。紙袋の中には、パンと、チーズなどが入っていた。どうやら、今朝の仕事で僅かながら金を手に入れたので、それで買ってきたのだろう。
「バカ、お前」
竜馬が怒鳴ったので少年がびっくりした。友の耳もぴくりと立つ。紙袋の底から、薬と包帯を取り出して、
「食うもんにも事欠いてるくせに、こんなもん買ってきやがって」
少年はちょっとびびったようだが、きっぱりと首を振った。竜馬はため息をついた。
(やべえなとさっき思ったが、まじめになんとかしないと、俺がいるってだけでこいつの食い扶持を減らしちまう)
いつもなら人の迷惑など考える男ではなかったが、今回は真面目であった。

どんな居候よりそっと食べている食事の途中で、机の端にきちんと角を揃えておいてあるものに目がとまる。
「なんだ?これ」
竜馬が尋ねる。なにやら、黒板のような、もっと薄い板が、木の枠にはめ込まれている。そんなに大きくはない。少年が小脇に抱えて歩けるくらいだ。そばに小さい布の袋がおいてある。
少年は布の袋から、中に入っているものを出して見せた。チョークだ。白墨と言った方がふさわしいか。
「ははあ。それで何か書くのか」
書く真似をしてみせると、少年はうなずいた。
「何書くんだ?伝言か?違うな…伝言板を読む相手はどうやら住んでないらしいからな。…何を書くんだ」
石版をとんとん叩いて、どんなものを、と身振りで尋ねると、少年はちょっと恥ずかしそうな、見慣れたいつもの笑顔になって、少しの間躊躇していたが、意を決したのか、竜馬を示した。
「俺?」
あっけにとられながら自分を指すと、少年はこくりとうなずいた。
「おれ…俺を書く?あっそうか、お前絵を描くんだな?なんだ、そうか」
ははは、と笑ってから、
「よし、描いてくれ。おっとこ前に描いてくれよ」
顎に手を当てて気取ってみせると、少年は声を立てて笑った。

食事の片づけが済んで、竜馬がちゃんと座り、少年は竜馬に向いて座ると、石版と白墨を手にした。
顔つきが変わる。
いつも、歳とは随分離れた、大人も見せないようなかなしみの影を纏った表情をしているが、またそれとも違う。
一心に何かに向かう、自分の全てをそれに傾ける。それは大人でも子供でも見せる表情だろうが、少年のそれは、また少し違っていた。
『自分の全てを傾ける』、その度合いが、普通でないということと、注がれるエネルギーの量と質が常人のものでない。まるで、それをするために選ばれた存在であるかのように。
それらが、竜馬を見、石版を見、手を動かし続ける少年の顔を見ていると、解るのだった。竜馬にとって少年が放つエネルギーは、まさに気を抜いたらやられる真剣勝負であった。今まで竜馬がまるめてきた幾多の『自称達人』の格闘家たちが持たないオーラを、彼は持っていた。
どのくらい経ってからか、少年の表情が柔らかくなった。それを見て、思わず竜馬はそっと息をついていた。
「描けたのか?」
少年はそっと、石版を竜馬に向けて、手渡した。
竜馬は音楽同様、美術関係にも疎い。下手に解るフリをしないだけ素直で宜しい、という誉め方しか出来ない人間だ。だが、この絵を前にしたら、たとえ流竜馬でも、小学生でも、画壇の大家でも、表現は違っても同じことを思うだろう。
いい絵だ。
力があって、対象の全部を写し取ろうという情熱にあふれている。技巧こそ拙いが、そんなものは『本物の絵を描ける』ことの前には、何の疵にもならない。
「まるで、俺がここに入ってるみてえだ」
竜馬は呆然と呟いた。鏡を見るよう、と言うが、そんなものではない。
髪やコートの質感、強い眉、子供っぽい鼻ッ先、挑むような口元、そして真剣な目の光、多分自分はこの顔で少年と対峙していたのだろうと素直に思える。
そして、この絵を見て驚くのは、むしろ竜馬自身より、彼の周りにいる人間、隼人や武蔵かも知れない。竜馬の獣性、善悪の枠などで量れない人間離れした力、爆発力が、その絵にはちゃんと描かれていた。
低くうなりながら、忘我の心境で、絵を見つめつづけていたが、やがて顔を上げた。痩せてみすぼらしい、『なんと思っているのだろう』と不安でいっぱいの、まだ幼い子供の顔に、
「お前すげえ」
まだ呆然とした口調で言ってから、強くうなずいて、
「お前の絵はすげえよ」
左手で石版をぎゅっと掴み、右手を差し出す。そろそろと出した手を、力一杯握った。少年は悲鳴を上げた。それから、テレ笑いと痛みに苦しむのとが半々の顔になる。
彼の友が、ちょっと立ち上がりかけて、また座り、また立ち上がった。

[UP:2001/10/26]
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